あまり知られていない、絵本の歌い聴かせの効果

 
絵本の読み聞かせが子どもの情緒の発達において
非常によ効果が高いことは知られたことですが、

案外知られていないのが
歌いながら絵本を読むという
「歌い聞かせ」という読み聞かせの方法です。

 
 

絵本 歌い聞かせ
引用元:http://www.kumon.ne.jp/sp/babykumon/kotoba.html
 
 

今回は2回に分け、

絵本の歌い聞かせの効果から
具体的な歌い聞かせの方法、

オススメの絵本についてお伝えしたいとおもいます。

 
 

1回目の今回は
歌い聞かせの効果と歌い聞かせの方法について
お伝えしていきたいと思います。

 
 

絵本の歌い聞かせの効果

 
赤ちゃんは言葉の意味を理解していないにもかかわらず、
絵本を読んだり、歌をうたうと
笑ったり、悲しんだり、時には怖がったりします。

 

これは絵本や歌により、「心の脳」と呼ばれる
大脳辺縁系が刺激されたことによるものです。

 
 
大脳辺縁系は情緒機能の安定や、
社会性の発達には必要不可欠な部位であると同時に、

乳幼児期に大きく発達する器官でもあります。

 
 
絵本 歌い聞かせ
引用元:http://nana1029.exblog.jp/iv/detail/index.asp?s=16626803&i=201210/20/98/a0293798_8271592.jpg
 
 

ではこのことと、歌い聞かせの関係を考える前に
まずは音楽や歌の効果について考えていきたいと思います。

 
 

子どもは音楽や歌を聴いたり、歌ったりすると
自然と踊ったりと体を動かす動作をよくします。
 

子どもたちは歌を通してかんじたこと、考えたことを
体で表現しているのです。

 

歌は別の表現をすると、

フレーズから情景をイメージして、
膨らませて認識するという

絵本と非常に似た側面を持つのです。

 
 

また子どもたちが歌う歌には
擬音語、擬声語、擬態語を総括した
オノマトペが多用されています。

 
認知言語学の観点から、
オノマトペは特定の動作と結びついた、
身体化された言語であると定義されています。

 

オノマトペというのは子どもが言語を習得する上で
非常に都合のよい言葉であると言っても過言ではありません。

 
 

絵本の歌い聞かせ方法って?

 

手遊び歌のひとつ、「とんとんとん ひげじいさん」
という童謡がありますが、

子どもたちはとんとんとんという音に合わせて
両手を叩き合わせます。

まるでトンカチでとんとんやっているようです。
 

そしてひげじいさんの下りで
その手を鼻の下に持っていきます。

 

とんとんという擬音は何かを叩き合わせた時に出る音、
ひげというものは鼻の下にあるものだということを

無意識のうちに歌を通して理解するのです。

 
 
このようにして子どもたちは身体性をもって
多角的に知覚するのです。

 
 
絵本 歌い聞かせ

 
 

絵本の中には絵本のストーリーを歌いながら読み進めるものも
多数存在します。

 
その中でも有名なものが
エリック・カールの『はらぺこあおむし』です。

 
 
言わずと知れたエリック・カールの代表作ですが、

優しいタッチの絵に、
リズミカルなメロディで歌い上げられるこの作品は

まるでミュージカルをみているようです。

 
 

絵を通して作り上げられる想像の世界を
さらにメロディによって広げることができるだけではなく、

歌いながら読むことで
言葉がイメージとして定着することが期待できます。

 
 

絵本 歌い聞かせで注意すべきこと

 
ただしここで注意すべき点もありますので
少しふれたいと思います。
 

このように絵本の歌い聞かせの素晴らしい効果や、
歌をはじめとする音楽の持つ素晴らしい効果に
親としては期待を持ってしまいますが、
 

実は2013年のハーバード大学の研究結果で、

早期音楽教育によって
子どもの有意な知能上昇につながる裏付けは取れなかった

という結果が発表されています。
 
 

これはよくいわゆる「モーツァルト効果」という

乳幼児期から音楽に触れされることで
子どもの知能が発達する
というものですが、

 
当初の研究者の指す効果が一人歩きし
小さい頃から音楽教育を受けている子どもは知能が高くなる

という理解になってしまったのです。

 
 

では意味がないのかというとそういうことではなく、
本来のモーツアルト効果というのは

音楽を聞いたことで情緒が安定した事による
限定的な集中力向上
なので、

このことからも音楽が子どもの情緒安定に対し
優位に働いている
ということは明らかなのです。

 
 

絵本 歌い聞かせ

 
 

音楽というのは「音を楽しむ」と書きます。

 

文字の通り絵本の世界と音楽を融合させた、絵本の歌い聞かせというのは
子どもにとってはとても良い影響があると
考えられます。

 
決して「無理強い」することなく、
純粋に親子で楽しむことが結果として子どもに良い影響を与えるのです。

 
 
次回は歌い聞かせにぴったりな歌つき絵本
紹介したいと思います。

 
 

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